見えない敵と甘い物の数を競う
2011-02-16


用事で外出したり、雪で転んで手を擦りむいて青あざ作ったり、バレンタインギフトを各方面にお渡ししたり、ぱたぱたと飛び回る鳥のような状態でしたが、ようやく一段落です。
 バレンタインデー近辺にあちこちで飛び交う様々な話を聞いていると、バレンタインデーというのは、一見すると女性の甘い物への欲求が支えいているように見えますけれど、本当は男性の競争心理が支えているのではないかと思えてきます。私の目には、男性という存在は、多くの場合とにかく何かと何かについて競うことで自己の証を立てるものに見えるのですが、バレンタインデーの狂騒曲というのはまさに、男性が本人にしか見えない仮想敵とチョコレートの数や質を競う一喜一憂から成立しているようです。もちろん、日本に限った話ですけれど。
 そういう仮想敵との競争という性質を帯びているがゆえに、バレンタインギフトというのは、「男性にプレゼントをしてほぼ無条件に喜んでもらえる」という保証のある、数少ないイベントとなっています。男性に何かをプレゼントして、ちゃんと喜んでもらえるという機会は意外と少ないもので、喜びをきちんと表現できる数少ない男性が好印象を与える所以ですけれど、やはり好ましい反応があるとプレゼントを贈る側というのは盛り上がりますから、女性としても「また来年もやろう」という気持ちになる訳です。女性と子供に物をプレゼントする機会の方が圧倒的に多いのは、何と言ってもリアクションがあるからだと思います。あげない時のリアクション、というものも含めて。

 まぁそんなとりとめもないことを考えながら、最近の私は、なかなか進まない部屋の片付けに頭を悩ませる毎日です。
[今日の日常]

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